なぜメスばかりになるのか?
こんにちは、ゴリラめだかです🦍
屋内飼育を始めて気付いたんですが、屋内だと水の減りが少なくて良いですね
ベランダだと、蒸発が早くていつの間にか劇減りしてて焦ってしまう事もあります😅
さて、今日のめだかです🐟
以前の記事で、アルビノがメスばかりだと報告したんですが…
別の品種でも同様の現象が起きてました😭
こちらウチに来て2世代目の琉炎なんですが、
(透明容器で飼育してるので絶賛色抜け中です)
パッと見でメスしかいません😂
そこで、なぜこんなに性別が偏るのか、調べてみました🤔
すると、めだかはメスからオスへの性転換があるらしく、その原因は卵や稚魚時代の高水温だったり1)、飢餓だったり2)するそうです😳❗️
ただ、メスから機能的な(子孫を残せる?)オスに性転換しても、性染色体はXXのままなので、
性転換オス(XX)×普通のメス(XX)で掛け合わさっても、F1は全てXXのメスなんじゃないかと考えられます…🤔❓
仮にこの現象が本当に起きているとしたら、それ以降の世代へ累代はほぼ不可能ですね
新たに正常なオス(XY)を導入する必要があります
2021年4月現在までに、次世代を100匹近く育てましたがオスは出ませんでした。
また、琉炎オス(XX疑い)を用いた異種交配も全てメスでしたので、XXオスで間違いないかと思います。
ちなみに、これは品種の問題ではなく、購入した個体がたまたま性転換個体(疑惑)だったに過ぎません
どんなめだかにも起こりうる事です。
この記事を読んで、作出者様に言い掛かり紛いの電話をした方が居たと聞きました。非常に残念な事です。
下の文献をちゃんと読めば、不運により起きた事、作出者様に一切非がないことは容易に分かるはずです。
何も調べず、考えずに作出者様へ変な問い合わせをする事はお控え下さい。(追記:2021.4.20)
来春からは、
メスばかり産まれる場合は、前世代のオスに原因があるかも知れないこと
そして、そのオスがおかしいのは、稚魚時代の高水温と飢餓が原因かもしれないということ
これらを頭に入れて飼育したいです
もし、性別の偏りで困っている方は、稚魚時代の飼育環境を見直すのもアリかも知れません
(あくまでも個人的な意見です…😅)
参考文献:
1) (Studies on environmental sex determination in fish.T.Kitano.Nippon Suisan Gakkaishi,2019;85(3):291-293)
2) (Starvation causes female-to-male sex reversal through lipid metabolism in the teleost fish, medaka (Olyzias latipes).Sakae et al.BiologyOpen,2020)