北辻ヒレロングの考察
こんにちは、ゴリラめだかです🦍
今回は「北辻ヒレロング」について考察です。
北辻ヒレロングとは
ご存知のとおり北辻ヒレロングは北辻メダカさんが見出した新しい形質で、尻ビレ及び背ビレの軟条が増えて鰭全体がワイドになるものです。
また、写真の様に尾筒が太くなり尻ビレと尾ビレの距離が近くなるのも特徴です。
入手までの経緯
初めて北辻ヒレロングを知ったのは某アクア雑誌で見てのことなのですが、それから気になって北辻メダカさんのインスタをフォローしてました。
そして、ある日見た個体に衝撃を受けました。
🔽それがコチラの3-4枚目の写真と動画。
www.instagram.comこんなシルエットのめだかはそれまで見たことがなかったので、もの凄く欲しくなったのを覚えています。
細い背ビレに悩む
ただ、手に入れた系統からは背ビレの細い個体が多く産まれてきたので、どうすればワイドにできるのか悩みました…
そこで、まず行ったのはシンプルに沢山採って背ビレが広い個体を地道に選抜累代することです。
すると、上記の様な個体が徐々に産まれるようになりました。
しかし、まだ本家のようなワイドには程遠い…
光体型のヘテロ
そこで色々と情報を集めて推測し、ある仮説を立てました。北辻ヒレロングのワイドな背ビレは光体型のヘテロなんじゃないかと。
一般的な品種でも光体型ヘテロは背ビレの軟条が増えることから、北辻ヒレロングならより増えてもおかしくないはず…
さっそく光体型との交配を進め、最近F2世代が大きくなり表現が分かるようになってきました。
🔽北辻ヒレロングの普通体型
🔽北辻ヒレロングの光体型
🔽北辻ヒレロングがヘテロの光体型
🔽光体型がヘテロと推測される北辻ヒレロング
どうでしょうか?
光体型と交配した途端にワイド個体が産まれ始めたので、やはりワイドな背ビレは「北辻ヒレロング+光体型ヘテロ」だという説が私の中で強まりました。